重要な外構の一つ「フェンス」。いろいろ外構DIYをやってきましたが、これは難易度が高かったです。今回は、我が家が無謀にも挑戦したウッドフェンスDIYについてご紹介します。
ごゆっくり見ていってください!
外構DIY計画図(フェンス)
今回、外構フェンスを設置するのは南側の家との境界部分。長さは6m以上あります。
作業の流れとしてはこんな感じ↓
- 設計(調査)
- 材料購入
- 支柱固定
- 木板塗装
- 木板固定
なんといっても支柱の位置をきれいに横並びにするという、素人には大変難易度の高いミッションが待ち受けています。
でも、もう後戻りはできません!行ってみましょう!レッツDIY!
今回はコンクリートも使うし、ちょっぴり不安
現在の様子と完成イメージ
まずは現状確認。
左図が現在の様子。隣家と思いっきり地続きになっています。ここに、右図のようなフェンスを立てるのが今回の計画です。高さは腰壁くらいなので、そんなに高くはありません。
お隣さんはかなりのご高齢で、どうもこの壁側のお部屋でずっと過ごされているみたいなんですよね。(時代劇の音が聞こえる・・・^^;)
というのもあり、ここに高い壁を立てるのはさすがに気が引けますし、そもそも、難易度的にもこのくらいの高さが我が家にはちょうど良いのでは、と考えた次第です。
とりあえず地続きだけ解消できれば良しとしよう・・・
ウッドフェンスの設計図をつくる
こちらが完成イメージ↓
7本のアルミ支柱を立てて、その間に木板をはっていく感じです。
いろいろ調べて、とても良い感じの参考サイト(師匠)をみつけたので、そのとおりに作りたいと思います(今はなくなってしまいました)
ウッドフェンスの材料のサイズと数量
それぞれのサイズと数量はこちら。
アルミ支柱はホームセンターに売っているアルミ角パイプを使用。カットもホームセンターにお願いします。先っぽには専用のキャップが売っているのでそれを装着します。
ウッドフェンスの材料のサイズと数量
ウッドフェンスを作る流れはいたってシンプル。↓こんな感じ
まず、ブロックにアルミ支柱をコンクリートで固めます。
ブロックは隣家との境界に、何十年か前に設置されたであろうものが既に設置されていてそれを使用します。
コンクリートで固める高さはブロック2個分。
師匠のサイトに「基礎の深さはフェンス部分の1/2とするべし」と書かれていたので、フェンスの高さは1.0mに決定。
続いて、支柱と下板をボルトで固定します。
支柱に板を直接はる方法もあったのですが、その方法だと支柱が穴だらけになるのでこちらの方法を採用することにしました。(師匠のうけうり)
最後に、下板に横板をネジで固定。これは簡単そうですね。もちろん、木板は対紫外線、対防水対策の塗料をしっかりペイントします!
STEP1さえ乗り超えればいけるはず!
フェンスの材料をホームセンターで購入!
アルミ角パイプ
アルミ角パイプはホームセンターで4.0mで売っていたのを2本購入。これを1.0mにカットしてもらいました。
5cm角のアルミ角パイプです。「2.0t」は厚さ「2.0mm」ってことですね。2.0mmといえどもそうとう丈夫です。
角パイプはこちら↓
キャップはこちら↓
木板
木板は「幅10cm」「厚さ2cm」のものをカットしてもらいました。写真はペイント済みのもの。
DIYあるある…写真撮り忘れがち
塗料は我が家の定番「アサヒペイントWoodGuard(ウッドガード)」、色はウォルナットです。
金具一式
金具は左から、
- ワッシャー(M6×13mm・ステンレス)
- 六角ナット(M6・ステンレス)
- ボルト(M6×70mm・ステンレス)
- 木ネジ(M4.1×38mm・ステンレス)
こちらを購入。角パイプが5cm角なので、7cmのボルトで固定したいと思います。すべてステンレス製なので値段は割高。
アルミ角パイプに穴開け
それでは、いよいよDIY開始です!
穴を開ける箇所は片面5箇所!つまり一本当たり10箇所開けなければいけません。
ボルト用の穴の他に、支柱の中に水がたまらないように「水抜き用の穴」も開けないといけないらしいです。
穴開けには、鉄鋼用のドリル刃セットを用意しました。600円。
やす~い
正確に位置を測ってドリル開始!意外とキレイに穴が開きました。
位置決めはかなり慎重に
両側に穴を開けて平行にボルトが通れば成功!
これを、1本あたり10穴、7本あるので70穴開けていきます!(写真はまだ途中の状態です・・・)
支柱の穴開けが完成したので、いよいよ次は実地です!
サクッと書きましたが、
穴開けに半日かかってます・・・
ブロックに支柱を固定する穴を開ける
それでは、ブロックに支柱(アルミ角パイプ)を立てる穴をこじあけていきましょう。
ただ・・・
何はともあれ、この苔をこそぎ落としていきます!
苔っ!苔っ!!
一箇所こそげ落としたところで、試しに穴を開けてみることに・・・
よっし!中が空洞になってる!!
どうやら、ブロックの中は空洞になっていて、上面だけモルタルが塗られているだけのようです。
穴を開けるためにそろった家にあった工具たちを。
工具だけは無駄にいっぱいある
一箇所、杭をハンマーでたたいてみたところ!
このとおりきれいに穴がポッカリと。中をのぞくと1段目にもふたがされているようですね。
ついに、封印をといてしまったぁ””””
おそるおそる中に落ちたブロック片を拾っていきます。
見たことない危険生物はいませんでした・・・
試しに一本入れてみましょう!
よっしゃーーー!
ちゃんと、1段めの底まで刺さりました!
ひとまず一安心。てか、ほんとにモルタルが詰まってたらどうなってたんだろお・・・。こわっ
支柱(アルミ角パイプ)の水平垂直を決める
穴は無事に開いたので今度は支柱(アルミ角パイプ)の位置を決めます。
この作業が外構フェンスDIYの最も重要なところであり、かつ最難関かもしれません。
ここを失敗すると、おもしろオブジェができてしまうことに・・・
位置を決める
まずは、ブロックに支柱の穴を開ける位置の印(水糸)をつけていきます。
支柱の幅は5cmです。
水糸は余っていたレンガで固定。
位置が決まったら支柱をどんどこさしていきます!
あるものをなんでも活用!
水抜き穴を合わせる
続いて、水抜き穴の位置を合わせます。
水抜き用の穴に割り箸をさしてブロックに固定しました。
この方法はプロの方法を真似させていただきました
こういう感じに。
ブロック内に積もった砂やブロック片のおかげで意外としっかり固定されています。
垂直を調整
このままいっきに水平垂直を合わせていきましょう!
使ったのは、シンワ測定の水平垂直が測れるなんて便利なアイテム。
これ作った人、天才
水平を調整
水平は水糸を通すことができるタイプの水平器を使用。
ほんとに便利アイテムに助けられてばかり~
水平垂直の調整完了!
そして、水平垂直の調整が完了しました!
支柱の中をのぞいてみるとこんな感じ。
一応、水糸と支柱が水平垂直で面(ツラ)が合っているように見えますっ!
こ、これでいけるのか・・・
モルタルを流し込み!
ひさしぶりのモルタルDIY!
いよいよ流し込んでいきますよ~
流し込みは、100ショップのこちらを使用。
写真を取りそこねましたが、モルタルは先に流し込んじゃいます。そして、空気を抜くように中をまぜまぜ。
そしたら、水抜き穴にはまた割り箸をさして、豪快に支柱をつきさします!!
こうしておくことで、水が中にたまらないってわけですね~
(師匠の言う通りに)
やっとここまできた~
支柱に下板をボルトで固定
支柱が固まったら下板を固定です。
イメージはこんな感じですね。
木板も準備万端!(ウッドガード仕様)
あ、一個忘れてました。ボルトの頭分、1cmほど掘ります。
金具はこちら。
こちらを電動ドライバーで固定していきます。
固定は簡単~。ボルトが埋め込まれているで、柱を張り付けるにボルトがじゃまにならない!というわけですね。
計算通りボルトもちょうど良いサイズ!ワッシャーは表裏どちらにも付けました。
下板も完成です!
横板を張りついに完成
さぁ、やってきました、最後の横板張りDIYです!!
その前に電動ドリルで下穴を開けておきます。
これで、板が割れるのを防止します。(下板、横板どちらも開けました)
下穴が開いたらもうこっちのもの!
どんどんどんどん、張っていくのみ!
た~のし~い~!
どんどんどんどん~~~
そして・・・
夜になってしまいましたが、ついにウッドフェンス完成しました!
丁寧に時間をかけて作ったので、なんとかノーミスできれいに仕上げることができました~!
さいごに
構想から完成まで約1ヶ月。ついにできました!
正直、ウッドフェンスDIYは初めてのことばかりで我が家にはハードルが高かった~。道具や材料を集めるところから、施工方法を調べるのにかなり時間を要しました。
ただ、完成した時の達成感ははんぱないです。これはやった人しか味わえない、ちょっとロスにも近い不思議な感情。しばらくボーッと眺めていられます。
いずれにしても素人DIYerでもやればできることが証明できました!ちょっとでも参考になれば幸いです。
しばらく放心状態~
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