オープンシステム(CM分離発注方式)とは?ローコストハウスの選択肢

建築 分離発注方式 オープンシステムとは

今回は、我が家が採用した「オープンシステム(CM分離発注方式)」についてご紹介したいと思います。ごゆっくりと見ていってください。分離発注方式、CM分離発注方式の記事も書いていますのでそちらもご参照ください。

分離発注方式の記事はこちら↓

あわせて読みたい
分離発注方式とは?ローコストハウス、ハーフビルド、セルフビルドの強い味方 今回は、我が家が採用した「分離発注方式」についてご紹介したいと思います。ごゆっくりと見ていってください。前回の記事はこちら↓ https://myhomeblog.tiulabo.net/%e...

CM分離発注方式の記事はこちら↓

あわせて読みたい
CM分離発注方式とは?分離発注方式との違いは?ローコストハウスの選択肢 今回は、我が家が採用した「CM分離発注方式」についてご紹介したいと思います。ごゆっくりと見ていってください。前回の記事はこちら↓ https://myhomeblog.tiulabo.net/...
目次

オープンシステムとは?

オープンシステムとはイメージ

建築家が設計監理をし、工事を複数の業種に分割して、依頼主が直に専門業者と契約する建築のつくり方。株式会社イエヒトの登録商標。設計の自由度や価格の透明性が増す上に、元請業者と下請業者の間に生じていた管理費等が排除される。依頼主と建築家が全体を統括する。

株式会社イエヒトより

「オープンシステム」は、株式会社イエヒトの創設者である山中省吾氏が考案した建築手法で、同社の登録商標でもあります。CM分離発注方式をベースに独自の仕組みを追加することによって、素人の施主でも手軽にCM分離発注方式を利用して家づくりができるようになりました。現在では全国で100社を超える建築業者がオープンシステムを提供しています。

→イエヒトの公式サイトはこちら
→オープンシステムを採用している建築事務所検索はこちら

CM分離発注方式とオープンシステムの違い

CM分離発注方式とオープンシステムの違いイメージ

オープンシステムは基本的にはCM分離発注方式と同じですが、以下のような特徴があります。

  • 分離発注を行う専門工事業者の選定に競争入札形式を導入している
  • 株式会社イエヒトの補償制度を設けている
  • 株式会社イエヒトに所属する会員設計事務所の建築士が建て主の代理人となり、設計からアフターメンテナンスまで一貫したマネジメントを行う
  • 建築家が行う検査として木造住宅で38工程167項目を設定

Wikipediaイエヒト公式サイトより

分離発注方式の「オープンシステム」と広義の「オープンシステム」の違い

「オープンシステム」とは、建築構造・工法などのシステムを、工務店や大工をはじめ誰でも建築できるように、一般公開されている仕組みのこと。

東建コーポレーションより

「オープンシステム」には、技術や工法がオープンになっているという広義の意味がありますが、分離発注の「オープンシステム」はそもそも株式会社イエヒトの登録商標なので混同しないように注意が必要です。

分離発注方式、CM分離発注方式、オープンシステムの違い

分離発注方式・CM分離発注方式・オープンシステムの関係

分離発注方式、CM分離発注方式、オープンシステムの関係はこのような包含関係になります。

分離発注方式・CM分離発注方式・オープンシステムの違いイメージ

イメージ図を並べるとこのような感じです。「分離発注方式=オープンシステム」という説明書きをたまに目にしますが、間違ってはいないのですが分離発注方式はもっと広い意味があり、それに対してオープンシステムはあくまでも株式会社イエヒトの登録商標ということを認識しておかないと勘違いしてしまうので注意が必要です。

イエヒトとは

株式会社イエヒト(イエヒト)は、 鳥取県米子市に本社を置く法人。(中略)主な業務は、 設計事務所のCM方式(オープンシステム)による住宅建設の支援である。CM分離発注方式のノウハウを公開し、会員の情報交換を通してシステムの向上を図っている。

Wikipediaより

イエヒトはオープンシステムを管理、支援している会社です。オープンシステムは、フランチャイズではなく会員制を採用しており、受注してもイエヒトにはロイヤリティは入らない仕組みになっているようです。

→イエヒトの公式サイトはこちら
→オープンシステムを採用している建築事務所検索はこちら

オープンシステムの実際は?

我が家はオープンシステムで家を建てましたが、そこで一番感じたことは「オープンシステムやイエヒトはあまり表に出てこない」ことでした。

オープンシステム(イエヒト)との契約はない

契約的にはあくまでも建築士事務所との契約で、オープンシステムやイエヒトとの契約はありませんでした(記憶では)。完成後に住宅登録はありました。

オープンシステムの仕様のしばりは一切ない

もしかするとオープンシステム独自の仕様があるのかもしれませんが、我が家の建築士さんは特に推してきたりはしませんでした。あくまでも建築士さん独自の設計で家を建てました。

保証制度はありがたい

オープンシステムにもハウスメーカーと同様に住宅かし保険があります。これがオープンシステムを採用するに至った大きなポイントの一つでもありました。

オープンシステム独自の住宅ローンがある

分離発注方式は知名度が低く住宅ローン会社の担当者も知らないケースがありました。そういう場合はやや話が面倒な場合があります。我が家も最初は楽天フラット35を使おうと思っていたのですが、途中から話がスムーズでなくなり、結局オープンシステムが提携している保険会社にお願いしました。

さらに詳しい記事はこちら

他の記事でも、オープンシステムの実体験に基づく記事を書いていますので、よかったら合わせてご参考にされてください。

あわせて読みたい
オープンシステム(CM分離発注方式)で家を建てるのは時間がかかる? 今回は、我が家が採用した「オープンシステム(CM分離発注方式)」で家を建てるのに実際にどれくらいかかったのかをご紹介したいと思います。ごゆっくりと見ていってく...
あわせて読みたい
オープンシステム(CM分離発注方式)は頭金0円でも可能?実際の体験談からご紹介 今回は、我が家が採用した「オープンシステム(CM分離発注方式)」で実際に頭金がいくら必要だったご紹介したいと思います。ごゆっくりと見ていってください。 【オープ...
あわせて読みたい
我が家が分離発注方式を選んだ理由。ローコストハウスの強い味方 今回は、我が家が採用した分離発注方式についてご紹介したいと思います。自由な仕様選び、コスパの高いローコストハウスを目指した我が家にとって分離発注方式は強い味...

まとめ

以上、我が家が採用したオープンシステムについてのご紹介でした。家が建って数年が建ちますが今でもオープンシステムで家を建てて良かったと思っています。

ただ、オープンシステム自体が、儲かる主義ではないので、宣伝が下手というか広告などもなく、布教活動が弱いので知名度がいまいちな気がします。ローコストハウスやセルフビルドで家を建てたい人にとってもっと身近な存在になってくれたらいいなあ思います。

ご参考になれば幸いです。それではまた!

ハウスメーカーを断るのがつらいときは・・・

ハウスメーカーに間取りプランを作ってもらうって本当に楽しいですよね!ただ、我が家は頼みすぎてお断りを入れるのがホントに辛かった。

いろんなハウスメーカーにちゃちゃっと間取りを作ってもらいたいならオンラインで一括依頼するという方法も。

我が家が選んだ「コスパ&メンテナンス最高のエアコン」

コスパに徹底的にこだわった我が家は、エアコン選びにもかなり時間をかけました。そんな我が家が選んだコスパ最強のエアコンをご紹介します・・・

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次