今回は、我が家が採用した「CM分離発注方式」についてご紹介したいと思います。ごゆっくりと見ていってください。前回の記事はこちら↓
CM分離発注方式と分離発注方式
CM(コンストラクション・マネジメント)分離発注方式とは?
コンストラクション・マネジメント(Construction Management)とは、従来行われてきた一括請建設プロジェクトにおいて、建設発注者から準委任を受けたコンストラクション・マネジャー(CMr)により、中立的に全体を調整して、所期の目的に向かって円滑に事を運ぶ為の行為のことである。
Wikipediaより
CM(コンストラクション・マネジメント)というのは、簡単にいうと、CMr(コンストラクション・マネージャー)と呼ばれる建築のプロが、素人の施主に変わって家づくりの施工管理を代行してくれるという方法です。このCMと分離発注を合わせたものが「CM分離発注方式」です。我が家の場合のCMrは建築士事務所ということになります。
分離発注の説明は前回の記事をご覧ください↓
CM分離発注方式と分離発注方式の違い
一般的な方法(一括発注方式)と、分離発注方式、CM分離発注方式の図を並べてみました。CM分離発注方式も基本的には分離発注方式と同じで、施主と専門業者が直接契約するのは変わりありません。違うところはCMr(コンストラクション・マネージャー)がいるかいないかだけです。
CM分離発注方式の実際は?
我が家は一括発注方式(ZERO-CUBE)、CM分離発注方式どちらも経験しましたが、そこで一番感じた大きな違いは「分離発注方式は施主と建築士がタッグとなって家づくりをする」点でした。
基本は建築業者に頼むのと同じ
CM分離発注方式といっても、基本的にはそれを採用している建築業者に依頼するのとほぼ同じだと思いました。(我が家の場合は建築士事務所で普通に家を建てるのと同じという感覚)。違う点は、すべての業者の選定や見積りに我が家の承認が必要だったり、業者への支払いもすべて我が家が行う点でしょうか。そこが大きかったりはするんですけどね。
分離発注形式は選択肢が多い
ハウスメーカーと建築士事務所の違う点に近いかもしれませんが、ハウスメーカーはいろいろなものがパッケージされているので、住設メーカーから住宅ローンまで選択肢がかなり絞られていました。建築士事務所はそれよりは選択肢が増え、分離発注方式ではそれが全てになるという感じです。
とはいえ、CM分離発注方式でも施主によっては、ある程度は絞り込んでほしいケースも多いと思います。我が家も最初の頃は建築士さんからおすすめをいろいろと提示されました。ただ我が家の場合は、自分たちで間取りも決めるし、めちゃくちゃ施主支給してくるもんだから、そのうち建築士さんも全て我が家に一任されるようになっていきました。
分離発注は時間がかかる?
そういうわけで、我が家の場合は調査や選定にかなりの時間を費やしました。住宅ローンの選定やDIYもあったので余計に時間がかかりました。このへんも建築士さんにまかせられるものはまかせれば時間短縮できるんだろうと思います。分離発注は時間がかかると言われますが施主のこだわり次第なのかなと思いました。
↓こちらの記事で、時系列についてより詳しく書いていますのでよかったら参考にしてください。
まとめ
以上、CM分離発注方式についてのご紹介でした。次回はCM分離発注方式のひとつであるオープンシステムについてご紹介したいと思います。ご参考になれば幸いです。それではまた!
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