上棟が終わると本格的に大工さんの工事がはじまります。
そこで施主の度量が試されるのが「大工さんの差し入れ」。ローコストハウスの我が家が試行錯誤のすえたどりついた棟梁に喜ばれた差し入れ方法についてご紹介したいと思います。
それでは、ごゆっくり見ていってください!
差し入れは甘く見てはいけない!その理由は後半で
大工さんの差し入れどうする問題
上棟が終わると、大工さんはじめ、たくさんの業者さんが現場に出入りするようになります。それを見てあわてて差し入れを悩む施主も多いのではないでしょうか。(我が家もそうでした)
我が家が採用した大工さんへの差し入れ方法とは?
我が家も非常に悩みました。そんな中、いろいろ調べていたところ面白い差し入れ方法を発見。その方法は・・・
バイキング&ドリンクバー形式
「ご自由にお好きなものをどうぞ」のフリースタイル差し入れです。
バイキング好きな我が家にぴったりな方式!
バイキング&ドリンクバー形式のメリット・デメリット
実際に差し入れバイキング&ドリンクバー形式を採用して最後まで運用して分かったメリットとデメリットがこちら。
メリット
- 大工さんに会えなくても運用可能
- 押し付けがましさがない(少ない)
- いつでも食べれる
- 人数を気にしなくて良い
- いろいろな方の好き嫌いに対応できる
- コストコントロールは施主次第
- 子どもたちのおやつにもなる(子供を連れていきやすい)
- ちょっと楽しい
朝と夜しか現場にいけない施主におすすめです
デメリット
- 自己満足になりがち
- 邪魔になる場合がある
- 補充とピックアップが必要
- 収納ボックスなどの用意が必要
- コストがかかる
- 試行錯誤が必要
毎日、現場にいけない人には向いてないかも
バイキング&ドリンクバー形式のやり方と段取り
営業マンにおうかがいしておくと安心
最近は、ハウスメーカーによってはご祝儀や差し入れは、お断りしているところもあるようです。
また、いきなり空気を読まずに持っていくと作業の邪魔になったり、誰もいなかったりする場合もあるので、ひとまず営業マンや現場監督にさりげなくおうかがいを立てておくのがおすすめです。
差し入れってみなさんどうされてますかね~的な
大工さんの作業時間と休憩時間をチェック!
我が家の大工さんたちの場合、以下のような時間割がありました。
大工さんの1日のスケジュール
8:00~10:00 作業
10:00~10:30 休憩
10:30~12:00 作業
12:00~13:00 ランチ
13:00~15:00 作業
15:00~15:30 休憩
15:30~17:30 作業
差し入れするなら10時と12時と15時にあわせて余裕をもって準備が必要です。
大工さんの作業日程がもらえると助かります
施主の日々のローテーション
夫婦共働きの場合、大工さんになかなか会うタイミングがないことも多いと思います。バイキング&ドリンクバー形式なら対応しやすいです。
我が家の場合は、以下のスケジュールで運用していました。
施主側の差し入れスケジュール
朝 :お菓子とドリンクを配置
夕方:お菓子とドリンクをピックアップ+ゴミ回収
夜 :お菓子補充、ドリンクは冷やしておく、2リットルペットボトルを凍らす
夜ピックアップに行くときは、家の変化が見れるのでワクワクが止まりませんでした
お菓子ボックスの準備
お菓子ボックスは大きめのビニールトートバッグにしました。
持ち手がついているとジャマな時に持ち運びしやすいですし、どこかに引っ掛けておくなんてこともできます。
IKEAのバッグなんかちょうど良さそう!
ドリンクは、結構重いのでキャスターあった方がいいと思ったのと、将来使えそうな、こちらの↓キャスター付きのクーラーボックスを購入することにしました。
イグルーというその世界では有名なブランドらしい。家がたってからもアウトドアでも活用できそう。
こちらのコールマンもコスパがよくて良さそう。コールマンは知ってます^^;
使えなくても無駄にはならない!
ゴミ箱併設
我が家はクーラーボックスのところにゴミ箱を併設しました。
もちろんゴミ箱くらい現場にあるのですが、紙コップもあったのですぐに捨てられるように念のため用意しました。
大工さんたちへメッセージ
我が家のメッセージはこんな感じ。シンプル^^;
大工さん以外の方も食べていいのか悩むことがないメッセージにしました。(伝わってるかな?)
また、施主が大工さんや業者のみなさんに感謝の気持ちを伝えることって意外とないんですよね。この方法であれば自然に毎日気持ちを伝えることができるのがいいところ。
クーラーボックスの保冷剤を用意
梅雨から夏の頃だったのもあり保冷剤が多めに必要だったのですが、容量的にもかさばるので2Lのミネラルウォーターを凍らして入れることにしました。
買い出しへ行こう!
そうと決まれば、早速、近くのスーパーに買い出しに!
お菓子の選定ポイント
お菓子の選定、これが意外と難しい・・・。
量はどれくらい?あまいもの?辛いもの?しょっぱいもの?お菓子をかごいっぱいに入れて、お菓子コーナーをぐるぐるぐるぐる回る我が家・・・異様だったことでしょう。
何を入れたら喜ぶんだろ?
最終的には、小分け系のお菓子を日替わりでバランスよく入れるようにしました。
ちらかるの嫌だし、これなら若い職人さんも変に気を使わなくていいかなーと思い・・・。ちょっとだけ、我が家が食べたいお菓子もちょいちょい入れちゃいましたw
おこぼれ狙いです
ボリューム感
ボリューム感はこだわりました。
ケチケチした量だとテンション下がりますもんね。ただ、大量にあまるとお菓子が湿気ってしまうので、徐々にちょうどよいボリュームに調整していきました。
箱いっぱいにお菓子が入ってたらワクワクしませんか!?
我が家がよく入れたお菓子リスト
我が家がよく採用したお菓子とドリンクリストをご紹介します。
豆パック
定番の豆パックです!コストパフォーマンス高いです。
厚切りバウムクーヘン
これ、ふつうに美味しいバームクーヘンです。ちょっとだけ割高になりますが、これが入ってるとテンションが上がる効果も。
チーズアーモンド
これはド定番ですよね。
はずせません。
パイの実
チョコ系も何かいれたいなと思ったら・・・やっぱりこれかな。個包装で取り扱いしやすいのがいいですよね。他にもいっぱいありますね。
しるこサンド
棟梁は60超えてるので、しぶめのこんな甘いものも入れてみる。あんこは好みが分かれるところです。(個人的な好みも大きい)
せんべい系
せんべい系は毎回変えて1つ入れることにしました。豆せんべい美味しいですよね~。ぽたぽた焼きや、雪の宿、などなどせんべい系は種類が豊富ですね!
ハッピーターン系
スナック系も1つ。これもド定番のハッピーターン。自分で買うことはないけど、人が集まるとよく置いてる。スナック系は湿気りやすいので要注意。
ドリンクバは1.5Lペットと缶ジュース両方差し入れ
我が家は毎日現場に行けたので、コーヒーやお茶を作って持って行くという方法もありました。コスト的にもこれが一番でしょう。
ただ、大工さんたちの好き嫌いを合わせるのは至難の技ですし、そもそもコーヒーが嫌いな人もいます。
というわけで、我が家は、小さめの缶ジュースと、1.5Lペットボトルを1、2本入れることに。紙コップも添えて。
実際、誰もいない日もあったので、コーヒーを作って持っていって誰もいない・・・なんていう悲劇を防ぐこともできました。
缶ジュースなら1本50円から
缶ジュース、缶コーヒーは、スーパーにいくとパック販売の商品が、300円とお買い求め安いお値段で売られていたりします。
おすすめのショップは、ドン・キホーテ!
土日のセールだと6缶278円とか非常に助かります。コーヒーが嫌いな人には、ミニコーラー、バヤリース、サイダーなども日替わりで入れました。
ただ、コーヒーは好みが難しいので選定も非常に悩ましい。我が家は、BOSSのカフェオレ、ブラック、微糖の3種類を数本ずつ入れてどれが人気があるか様子を見ながら調整しました。
一応、ブランドにはこだわりました!謎のメーカーや輸入系が入ってるとテンションだだ下がりですもんね~
人気があったもの
気になっていた「みんな食べてくれるかな?」という心配はまったくありませんでした。
お菓子もドリンクも全部バランスよく食べていただけました。
意外と人気だったのが1.5Lの炭酸ペットボトル。みなさん水筒は持ってきていたので、お茶とかコーヒーはお持ちだったのでしょう。
水筒に入れにくくて、ちょい飲みできるジュース系は人気があったのかもしれません。
差し入れを甘く見てはいけない理由
ご祝儀は渡さなかった
もちろん、ご祝儀をもらえば嬉しいのは決まっています。
でも我が家はご祝儀はお渡ししませんでした。ちゃんと工事料は払っていますし、感謝の気持ちをお金で買う気がしてあまり気が進みませんでした。
ただ、ご祝儀がない代わりに毎日の差し入れは頑張りました。自己満足はあったかもしれません^^;
予算的な理由もありますよね?
コミュニケーションが増えた
そして、最も大切な棟梁とのコミュニケーション。これは大いに役にたちました。差し入れから会話が生まれたことも何度かありました。
猫ドアを急遽付けてもらう時も、この流れで切り出ししやすかった。
気持ち的にも現場にいやすかったです。
とても感謝された
棟梁はじめ業者の方からはよく「いつもありがとうね~」とお礼を言ってもらえました。
途中からは、棟梁や工事関係者さんの好みが分かってきて、お菓子を買いに行くのが楽しくなってきたり^^;
一度ですが、10時のおやつタイムのときに、楽しそうに鼻歌を歌いながら「おかしトートバック」を肩にかけて休憩会場に向かう棟梁を目撃・・・クスッと笑ってしまいましたが、この差し入れにしてよかったと心から思いました。
これがやってよかった一番の理由かもしれません
まとめ
以上、大工さんが喜んだ差し入れ方法、バイキング&ドリンクバー形式の差し入れのご紹介でした。
最終的にはこれを3ヶ月間続けましたが、結論としてはやってよかったと思っています。コミュニケーションが増えたところと、自己満足なところはあるかもしれませんが、感謝の気持ちは少なからず伝えられたのではないかと思います。
今回の記事が参考になれば幸いです。それではまた!
2016/04/17
コメント