窓を調べていると、サッシの材質についての話題が多いことに気が付きます。ちょいとまとめてみたいと思います。詳しい窓のサッシの記事はこちら↓
アルミサッシに注意!
アルミサッシが断熱に良くないことを聞いたことがりますが、アルミサッシが標準仕様のハウスメーカーがまだ存在するようです。アルミサッシといえば結露。結露はカビの元になるので問題です。
そもそも、窓の断熱ってなんなの?
家づくりをはじめた頃は、
窓の断熱=窓の隙間風対策かなにか?
と思っていました^^;
高気密住宅ではそれもあるのですが、もっと重要なポイントがありました。サッシの素材です。
こちらの複合サッシの窓の構造のイメージになります。これを見ると室内側の素材が樹脂で、屋外側の素材がアルミになっています。アルミは熱伝導性が高く屋外の熱を伝えます。逆に樹脂は熱を遮ってくれます。
熱を伝えやすい→サッシが冷える→部屋との温度差で結露
さらに
サッシが冷える→部屋があたたまりにくい→暖房を強くする→光熱費が上がる
サッシが暑い→部屋が冷めにくい→冷房を強くする→光熱費が上がる
という悪循環が生まれるわけですね。こうなると、窓の断熱にこだわる理由としては十分だと思います。
窓の断熱は、サッシの素材以外にも、ガラスの種類(トリプル、複層(ペアガラス)、シングル)や、ガラスの機能(LowE)、注入ガスの有無、窓の種類(引き違いよりは滑り出し窓の方が気密性が高いなど)など、さまざまな要素が影響してきますが、その中でもこのサッシの素材は優先度の高いポイントということです。
樹脂サッシが紫外線で劣化するは本当?
樹脂サッシの耐久性は判断が難しいですよね。いくらなんと言われても10年後になってみないと、それが証明できないんですから。そんな中、面白い記事をみつけました。
はい。拙宅の20年経過した樹脂サッシです。その上のアイアンウッドのすだれ掛け(夏限定)がこだわり。この窓は西の海に面しており、水面で反射した紫外線とダブルで当たる、また冬は風速30m/sが吹き付ける県内でも最も過酷な場所です。ですがサッシ表面は未だツルツルです。
新潟 住まい 「緑の家」 天然・自然素材と超高断熱高気密
20年でも綺麗ということです。むしろ、構成する部品の方が劣化しているということです。こちらのお家の樹脂サッシより現在の樹脂サッシの方が耐久性が高いということは言えませんが、耐久性対策はされているということでしょうか。
樹脂サッシはごつい!?
いろいろ調べていると、樹脂サッシのデメリットも分かってきます。その中に、強度が弱いというところがあるようです。強度が弱いとフレームを強くする必要がありますね。それで、樹脂サッシはフレームの幅が大きいということのようです。
ただ、これもメーカーがスリムなフレームを開発してきているようです。
樹脂サッシ専業メーカーのエクセルシャノン
樹脂サッシのパイオニア、業界をリードするメーカーのエクセルシャノンという会社があります。ホームページのタイトルにも「樹脂サッシ専業メーカー」の言葉が入っていることからも樹脂サッシに強いメーカーということが分かります。窓メーカーを選べるなら候補に入れたいですね。
窓は奥が深いです。・・・。
また、窓については書きたいと思います。
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