こんにちは!
今回はコダテルから公開されていたお題「家づくりをする前の自分に伝えたい5つのこと」のアンサー記事になります。
我が家っぽく「ローコストハウス&ハイコスパ・ハウス」の目線で、あの頃の自分に本当に伝えたいポイントを5つ厳選しました。それでは、ごゆっくり見ていってください。
コダテルからのお題
「家づくりをする前の自分に伝えたい5つのこと」
【家づくり相談室「コタエル」への質問】
— コダテル公式 (@kodate_ru) May 11, 2022
質問者: sprite
今だから思う、「家づくりをする前の自分に伝えたいこと」を5つ教えてください。
家を建てて、新居に住んでいる、そして、いろいろな家系ブログを読んできたみなさんだからこそ、気付くことがあるのではないでしょうか。
今だから思う、「家づくりをする前の自分に伝えたいこと」を5つ教えてください。 家を建てて、新居に住んでいる、そして、いろいろな家系ブログを読んできたみなさんだからこそ、気付くことがあるのではないでしょうか。
コダテル公式ツイッターより
家づくりをする前の自分に伝えたい5つのこと
その① 建築士事務所も候補に入れるべし!
やはり、我が家の場合はこれが一番の大きかったと思います。ただ、建築士事務所って敷居高いですよね~
今でこそ建築士事務所で理想のローコストハウスが実現できた我が家ですが、当時はTVの影響もあり「おしゃれな豪邸=デザイナー建築士事務所=超高額」みたいなイメージで不安でしかありませんでした。
しかし、そんな想像は良い意味で裏切られることに…
我が家がお願いした建築士事務所は、施主の予算に合わせたコストコントロールが得意な建築士事務所でした。
建築士事務所の一番良いところは縛りが少ないところ、これがローコストハウスを目指す我が家にとって強力な武器となりました。保証や営業力などデメリットはありましたが、予算を極限まで抑えながらスペックも高める「ハイスコパハウス」を目指すなら建築士事務所は強い見方となるでしょう。
あと、我が家の建築士さんは、土地トラブルの問題解決能力が非常に高かったです。
- ローコスト系のハウスメーカーで家づくりを開始
- 土地トラブルが発生し解約
- 20社超相談してすべて却下
- 最後に相談した建築士事務所があっという間に解決
あの頃の自分へ・・・勇気を出して建築士事務所の門をたたこう
その② 施主支給がどこまでできるか詳細に聞くべし!
↓こちらが我が家の施主支給品リスト。下にいくほど嫌がられることが多いアイテムとなっています。
- トイレットペーパーホルダー、タオルかけ
- 照明ライト、シーリングファン
- エアコン
- カーテン
- 猫トイレドア
- 洗面鏡
- 階段ハシゴ
- 洗濯機パン
- 階段手すりブラケット
- 実験用洗面台一式
- タイル
- アメリカンスイッチ、コンセント
- キッチン設備(水栓、フード、ガスコンロ)
- ミニキッチン
- 玄関ドア(アメリカ製)
- フローリング
我が家は1社目のハウスメーカーでは「アメリカンスイッチ」が採用できませんでした。
施主支給もできず、おしゃれな家の写真を見ては指を加える日々。施主支給の可否は施主の夢を大きく左右する重用なポイントです。ハウスメーカーによっては照明ライトさえ断られることもあるので契約前に細かく確認しておくことをおすすめします。
あの頃の自分へ・・・契約前に「夢の施主支給品リスト」を完成させよう
その③ 大工と建具屋がどこまで造作できるか詳細に聞くべし!
これは、家づくりをしている途中で分かったことなのですが、大工さんっていろんな物を作ってくれます。木工のプロなのでそりゃそうですよね。
我が家は↓こんなものを造作してもらいました。
- ニッチ(6箇所)
- キッチンカウンター
- 造作棚(6箇所)
- 内窓
- ロフトの手すり
- 子供部屋ベッド
- ウッドデッキ+パーゴラ屋根
さらに大工さんが難しい場合は、建具屋という業者もいて本格的な家具を作ってくれます。
我が家は階段の内窓(1つ目の写真)と収納付キッチンカウンター(3つ目の写真)を建具屋さんに作ってもらいましたが、既製品よりもずっと安くしかも理想通りに仕上げてもらいました。
1社目のハウスメーカーの時は建具屋の存在なんて教えてもらえませんでしたので、施主が聞かないと教えてくれないこと、できないことがあるんだ痛感しました。また、担当者が大工さんや建具屋さんと連携する能力があることも重用です。
大工や建具屋の造作品は、施主の理想を叶える大きな武器になるので、イメージが決まっていたら実現できるかどうか、できるなら予算内でできるか契約前に確認しておくのがおすすめです。
あの頃の自分へ・・・世の中には建具屋様という神のような業者がいらっしゃるんだよ
その④ DIY参加がどこまでできるか詳細に聞くべし!
ローコスト化にはDIYもかなり効果があります。我が家は↓以下の部分を業者に混じりながらDIY参加しました。
- 塗り壁
- タイル貼り
- 木材塗装
- ペンキ塗り
- カーテン
これらの職人系のオーダーは非常に高額になりがちです。でもDIYならばっさりカットすることができます。
その代わり、施主の作業時間は非常に取られます。道具をそろえたり、勉強や準備も入念にする必要があります。加えて、工期に影響を与えないようにスピードが求められる場合もあります(ありました)。そして、はっきり言えることがあります。仕上げはプロには絶対叶いません。それなりの妥協は必要です。
これらを含めて本当に採算が合うかは慎重に検討が必要です。
ただ、自分たちの家を家族で作ったという体験は、やった人にしか味わえない一生の思い出として残るでしょう。家への思い入れも深まります。
DIYができなハウスメーカーもあると思いますが、引き渡し後に自分でできるDIYもあります。たとえば、タオル掛けやカーテン、壁掛けTV、エアコンなど、自分で取り付けしやすいように、裏板だけ入れてもらうなど相談しておくのもおすすめです。
あの頃の自分へ・・・塗り壁めっちゃ楽しいけど、スケジュールの都合で深夜まで暗闇で懐中電灯照らしながら塗ることになるぞ!めっちゃ怖いぞ!気をつけろっ!
その⑤ 高気密・高断熱はケチらないべし!
良い時代になったもので、ローコスト系のハウスメーカーでも高気密・高断熱の家が建つようになってきました。
それに甘えて、1件目のハウスメーカーでは完全におまかせにしていたんですね。断熱材は標準の安いグレードの「グラスウール」。
その後、そのハウスメーカーは解約になってしまい、2件目の建築士事務所で、
2階リビングで傾斜天井にするなら、天井だけは絶対高性能な断熱材にしたほうがいいですよ。本当に悪いことは言いませんから…
その時は安いので良いんだけど…と気が進まなかったのですが、建築士さんの強いおすすめもあり「吹き付け断熱材」の一つ「アイシネン」を採用することになりました。その結果…
真夏の一番暑い昼間でも、ロフトの天井の温度は26℃前後。「グラスウール」でもどの程度だったかは分からないのですが、天井を触ってもぜんぜん熱くない快適なロフトになりました。
こういう提案をしてくれるプロフェッショナルな担当者に運良くめぐり会えたら良いのですが、出会えない時は自分で調べるか、住んでみて初めて分かるという怖さがあります。
高気密・高断熱対策は、なかなかお金がかかる部分なのですが、光熱費のランニングコストはもとより一生の住み心地に直結するので、いろいろな情報を勉強して、予算とにらめっこしながら自分で決めるのがおすすめです。
↓我が家の高気密・高断熱対策はこちら
- 「グラスウール」から発泡系断熱材「アイシネン」にグレードアップ
- 断熱性能の高い窓や玄関ドアにグレードアップ
- 窓の一部を「引き違い窓」から「縦すべり窓、横すべり窓、上げ下げ窓」に変更
あの頃の自分へ・・・その標準品ではだめだ!もっと勉強して自分で決めないとだめだ!
さいごに
というわけで、「家づくりをする前の自分に伝えたい5つのこと」についてまとめてみました。「ローコストハウス&ハイコスパハウス」を目指している施主の方に1つでも参考になれば幸いです。また、記事を書く機会を与えてくれた「コタエル」にも感謝です。それではまた!
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