今回は、前回完成したプロジェクター用大壁に投影するプロジェクターを探したのでそちらをご紹介したいと思います。ごゆっくり見ていってください。
前回の記事はこちら↓
シアタールーム設計図
ホームシアター用のプロジェクターを探すポイント
スクリーンサイズと投影距離
大きいスクリーンに投影するためには、プロジェクターをスクリーンから遠ざける必要が出てきます。我が家の場合、スクリーンサイズ4500×2700mmで約200インチ。投影距離4500mm以内で、投影できる機種を選ばなければなりません。これは、各メーカーから出されているシミュレーターで確認できます。
- EPSON:https://www.epson.jp/products/bizprojector/simulator/
- BenQ:http://projectorcalculator.benq.com/
- SONY:http://www.sony.jp/video-projector/setting/
- リコー:https://www.ricoh.co.jp/projector/simulator/
- Acer:https://www.acer.com/ac/ja/JP/content/acer-projection-calculator
- シアターハウス:http://theaterhouse.co.jp/c_cgi/size/culc.php
投影距離が足りない時は短焦点レンズ
シミュレーションした結果、通常のレンズでは投影距離が足りないことが判明。これでは、大画面にこじんまりとしか映せないことになります。そんな場合は、短焦点レンズ機種を選ぶ必要があります。
HDMI対応
前回の記事で、各機器とプロジェクターをつなぐ方法について書きましたが、ARC対応にするならHDMIは必須です。
画素数、解像度は「フルハイビジョン対応」
大スクリーンであればあるほど、低解像度だと画質が荒くなってしまいます。できるだけ高解像度の機種を選びたいところ。各メディアの解像度は以下のような感じ。
- DVD → 720×480px
- ブルーレイ → 1920×1080px(フルハイビジョン)
- 4Kブルーレイ → 3840×2160px
DVDの画質では、どうしても大スクリーンでは画質が荒くなってしまうので、ブルーレイ以上は選びたいところ。ただ、4Kブルーレイ対応のプレーヤー、プロジェクターは高価なので、今回は、ブルーレイプレーヤーを買うことにします。
また、プロジェクターは画素数(パネル画素数)と解像度(対応解像度)の違いも理解しておく必要があります。違いは以下のような感じ。
- パネル画素数→スクリーンに投影する最大画素数(大きいほど細かい)
- 対応解像度→プロジェクターに入力できる動画データの最大解像度
つまり、フルハイビジョンで見たい場合、画素数、解像度どちらもフルハイビジョンに対応していないといけません。どちらかが対応していないと、低い方に合わせて画質が下がってしまうことになります。
台形補正機能
プロジェクターを正面に設置した場合、設置する高さによっては、映像が台形になって投影されてしまいます。これを補正するのが台形補正機能。ほとんどの機種にはついているらしいですが、念のためチェック。
横方向の台形補正機能
こちらは、横方向の台形補正機能です。正面に置けない場合は必須となります。我が家は一応正面に置けそうですが、微妙な調整ができるこの機能も欲しいところ。ただ、この機能が付いている機種は上位機種になってきます。
明るさ(最大輝度)は2500ルーメン以上
いろいろ説があるのですが、暗いところなら1000ルーメン以上、明るいところなら2500ルーメン以上必要とのこと。昼間も見たいので2500ルーメン以上ほしいところ。
価格コムで商品を比較してみる
以下のポイントで商品を探してみました。
- HDMI対応
- 画素数、解像度はフルハイビジョン以上(1920×1080px)
- 台形補正機能あり(できれば横方向もあり)
- 明るさ(最大輝度)は2500ルーメン以上
- 200インチ以上対応
- 短焦点レンズ、ズームレンズ対応
- シミュレーターで投影距離クリア
- できれば有名メーカーでレビューが高評価
BenQ WXGA 短焦点プロジェクター MW632ST
価格:¥67,000前後 ★★★★☆
画素数:1280×800、解像度:フルHD対応、台形補正機能あり(横補正なし)、3200ルーメン、1.2倍の光学ズーム機能(短焦点レンズ)、HDMI対応、価格コムで比較した結果、200インチで短焦点レンズ搭載だとこれが一番安かったです。1.2倍の光学ズームにより短距離でも大きなスクリーン投影が可能です。ただ、画素数はフルHD対応ではありません。他の機能は申し分ありません。BenQは台湾の電気製品メーカーで、プロジェクター業界では世界的なブランドだそう。
EPSON dreamio ホームプロジェクター フルHD EH-TW650
価格:¥87,000前後 ★★★★★
画素数:1920×1080、解像度:フルHD対応、台形補正機能あり(横補正もあり)、3100ルーメン、1.2倍ズーム機能(短焦点レンズ)、HDMI対応
有名なEPSONのプロジェクター。こちらも1.2倍ズーム搭載で、短距離での大画面を実現可能です。しかも、フルHD対応。そして、横補正付き。レビューものきなみ高評価。予算が許すならこの機種!
Acer プロジェクター 短焦点フルHD H6502BD
価格:¥71,000前後★★★★★
画素数:1920×1080、解像度:フルHD対応、台形補正機能あり(横補正なし)、3400ルーメン、1.1倍ズーム機能(短焦点レンズ)、HDMI対応
格安モバイルPCで有名なAcer。プロジェクターにも参入しているんですね。こちらは1.1倍ズーム搭載で、短距離での大画面を実現可能です。しかも、フルHD対応。レビューものきなみ高評価。コントラスト比が非常に高く高画質。ただ、こちらも台形補正の横補正はありません。正面から映すなら横補正はいらないんですけどね。
BenQ 短焦点 FHDプロジェクター TH671ST
価格:¥99,000前後★★★★★
画素数:1920×1080、解像度:フルHD対応、台形補正機能あり(横補正なし)、3000ルーメン、1.2倍の光学ズーム機能(短焦点レンズ)、HDMI対応前述のBenQプロジェクター(MW632ST)の上位機種。フルHD対応です。ただ、その分値段も張りますね。
BenQ MW632ST
悩みに悩んだ末、BenQのMW632STに決定しました。フルHDに対応していないのは残念でしたが、予算優先となりました。
トータルの金額はこちら。
- プロジェクター:67,000円
- ホームシアター:33,000円
合計:100,000円
安くはありませんが、我が家の200インチの壁に全面投影できるホームシアターとしては、これがもっともローコストな組み合わせだと思います。次回は、設置して試写会してみたいと思います!!
つづく
2016/08/13
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