はじめてのネットワークカメラ選び、低予算で買うならどれがいいか迷いますよね?
今回レビューする機種は、低価格帯で人気のSwitchBot屋内カメラ、TP-LINKのTapo C110、Tapo C100の3機種をピックアップして、実際に店舗で撮った映像を見ながら、画質や画角、スマホアプリの使いやすさを徹底比較していきたいと思います。
店舗でのレビューは知り合いの雑貨屋さんにご協力をいただきました。この情報をもとにあなたにピッタリの防犯カメラの選定材料になれば幸いです。それでは早速行ってみましょう!
SwitchBot屋内カメラ・Tapo C110・C100の基本スペック

今回、わが家で実際に購入したのがこちらのSwitchBot屋内カメラとTapo C110の2機種です。
予算内で迷ったTapo C100も比較対象として紹介しますが、最終的にはC110とSwitchBotの2択になるかと思います。
まずは基本スペックを表にまとめました。
外観 | カメラ名 | 解像度 | フレームレート | 画角 | ナイトビジョン | 録画方式 | 最大容量 | 価格目安 | 発売日 | 引用 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | SwitchBot屋内カメラ | 200万画素 フルHD(1,920×1,080) | 20fps | 130° | あり | SDカード・クラウド | 128GB | 3,780円 | 2021年12月下旬 | 価格 |
![]() | Tapo C110 | 300万画素 2,304×1,296 | 15fps / 20fps / 25fps | 131° | あり | SDカード・クラウド | 256GB | 3,880円 | 2022年6月9日 | ※1、価格 |
![]() | Tapo C100 | 200万画素 フルHD(1,920×1,080) | 15fps | 105° | あり | SDカード・クラウド | 128GB | 3,490円 | 2020年5月13日 | ※1、価格 |
基本的に発売日が6ヶ月新しい「Tapo C110」が性能面でワンランク上ということが分かります。価格の点では100円差で誤差の範囲で、これを見ただけだと「Tapo C110」一択です。
特に防犯カメラで重要である、解像度、画角、SDカードの最大容量でもすべて上回っています。
次の項目では、実際に使ってみた感想や映像の比較を中心にレビューしていきます。
実際に撮影した映像で比較!画質と画角のチェック
わが家(お店)でSwitchBot屋内カメラとTapo C110を実際に設置して撮影した映像を比較してみました。
まずは画質の違いから見ていきましょう。
画質の比較
SwitchBot屋内カメラ




Tapo C110




SwitchBot屋内カメラは200万画素、フルHD(1,920px×1,080px)で、細かい部分までしっかり映し出してくれます。
Tapo C110はSwichBotよりさらに100万画素多い300万画素で、フルHDより一回り精細な2,304px×1,296pxとなっています。明るくコントラストがはっきりしています。ただ、倍率を上げて確認しても、多少Tapo C110の方がよいという感じでしょうか。
ちなみに、Tapo C110のAmazonの商品ページに「フルHD」「2K」「3MP(メガピクセル)」という説明書きがありました。ややこしいですよね(汗)。このフルHD~4Kの中間域は明確な名称がないので、説明する側も苦労している感があります。
用語の解説は以下を参照ください。
- HD・・・1,280px×720px
- フルHD(FHD)・・・1,920px×1,080px
- 2K・・・横2,000px×縦1,000px前後の画面サイズの総称または2,048px×1,080px★
- 4K・・・横4,000px×縦2,000px前後の画面サイズの総称または3,840px×2,160px
- 8K・・・横8,000px×縦4,000px前後の画面サイズの総称または7,680px×4,320px
- 2MP(2メガピクセル)・・・解像度200万画素(フルHDと同等)
- 3MP(3メガピクセル)・・・解像度300万画素★
- 8.3MP・・・解像度830万画素(4Kと同等)
- スーパーハイビジョン・・・解像度3,300万画素。8KのNHK独自規格
★・・・Tapo C110
画角の比較
次に画角の違いを見てみましょう。
SwitchBot屋内カメラの画角写真

SwitchBot屋内カメラは130°の広角レンズで、部屋の広い範囲をカバーできます。狭い店内でも死角が少なく安心感があります。
Tapo C110の画角写真

Tapo C110も131°の画角で、SwitchBotと同等の性能でかなり広範囲に移してくれています。スペック的には1度の差ですが、C110の方が端のほうまで広くカバーできています。ただし、端にいくほど直線が歪んでいることが確認できます。
全体として、画質や画角はどちらも申し分なく、好みや設置場所で選ぶのが良さそうです。
再生機能の使い勝手比較
実際に録画した映像の再生を試してみました。
SwitchBot屋内カメラとTapo C110のアプリでの操作感や使い勝手を中心にレビューします。
SwitchBot屋内カメラの再生画面

SwitchBotのアプリはシンプルで直感的に使えます。録画した映像はスクロールで選べるので、目的の日時を探しやすいです。再生もスムーズで、画質の劣化もほとんど感じません。
Tapo C110の再生画面

Tapoのアプリも使いやすく、サムネイルで映像を一覧表示できるので探しやすいです。再生時の読み込み速度も速く、快適に操作できました。Tapoはさらに時期列バーで見たい時間に簡単にアクセスできるので、SwitchBotより洗練された感じがあります。
わが家では、操作の直感性と画質の安定感からTapo C110の再生機能に少し軍配をあげていますが、SwitchBotの関連商品との連携を重視するならSwitchBotも十分満足できるかと思います。
メリット・デメリット比較
次に、それぞれのカメラの特徴をメリット・デメリットでまとめてみました。わが家で使ってみて感じたポイントを中心にお伝えします。
SwitchBot屋内カメラ | Tapo C110 | |
---|---|---|
画角 | ・広角130°で死角が少ない | ・広角131°でより広い画角。ただし端は歪みあり |
コストパフォーマンス | ・安い | ・安い |
録画機能 | ・SDカードが128GBまで対応しているが、普段使いには問題ないレベル | ・SDカードが256GBまで対応していて安心感あり |
アプリ操作性 | ・操作は問題なし | ・操作は問題なし |
サイズ | ・コンパクトサイズで目立たない | ・コンパクトサイズで目立たない |
まとめとおすすめポイント
わが家(お店)で実際に使ってみたSwitchBot屋内カメラとTapo C110の比較レビューをお届けしました。
どちらも低予算で手に入りつつ、性能や使いやすさでしっかり選べるカメラです。
- SwitchBot屋内カメラは、コスパが高く、性能が高いネットワークカメラです。SwitchBotの他商品との連携が魅力です。
- Tapo C110は、さらにワンランク上の性能。操作性も高く、SDカード録画の安心感や解像度が高いのが魅力。
以上から、わが家では画角の広さと夜間の明るさを重視してTapo C110を採用したいと思います。一方で、SwitchBotの他商品と連携したいならSwitchBot屋内カメラも十分におすすめできる選択肢です。
最終的には、ご自身の予算や使いたい機能、設置場所の環境に合わせて選ぶのがベスト。どちらも性能面で満足できる製品なので、ご自身の環境に合わせて選ぶと良いと思います。
SDカードのおすすめ
SDカードのおすすめもご紹介。今回、わが家はTapo C110を選んだのでサムスンの256GBのSDカードを購入。
SwitchBot屋内カメラの場合は、128GBのSDカードを選ぶとよいでしょう。KIOXIA(キオクシア)は東芝発の半導体メーカーでサムスンに次ぐ大手ブランド。
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