「ローコストハウス5年目検証」は、ローコストハウスを建てて5年目の視点から実際のところどうだったか振り返る検証シリーズです。今回は、第4段「土地が狭いなら2階リビングがおすすめ?」について、実際に我が家の実例を交えてご紹介します。
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この記事は、我が家のバイブル「500万円で家を建てる!」を一部参考にさせていただいています。書籍の紹介記事はこちら↓
「北側+狭い土地」の家の1階は暗い
我が家のロケーション。40坪で北側の土地。
ここで発生するのが南側のお隣さんが近い問題です。屋根やバルコニーの影響もあり、1階はお世辞にも明るいとはいえません。
2階リビングはとにかく明るい
逆に2階は別世界です。
日差しをさえぎるものがないのに加えて、高い位置に大きなFIX窓を付けることで、かなり明るいリビングにすることができました。
毎日が明るいってやっぱり良いです
2階リビングだと屋根裏も有効活用できた
2階リビングだと勾配天井にすることもできます。
我が家のLDKは14畳程度しかありませんが天井が高いおかげでかなり窮屈感が改善されています。
また、2階リビングはデッドスペースである屋根裏部分を有効活用することも可能です。
我が家は、リビング直結の広いロフトを採用しました。収納スペースも確保できています。
屋根断熱で快適なロフトです
キッチンも明るい
当然ですがキッチンも明るいです。
こんな明るいキッチン、1階だったらかなり日当たりの良い土地じゃないと難しかったと思います。
2階リビングのデメリット
- 子供部屋が1階だと会う機会が減る
- 玄関が遠い
- 高齢者になったときが不安
- 1階の部屋は暗い
- 工事費がやや上がる
- 庭を感じられない
2階リビングにしたことのデメリットももちろんあります。
2階リビングの子供部屋問題
この中で一番気になるのは子供部屋でしょうか。我が家は一人っ子なので2階リビング直結の子供部屋にしましたが、お子様が2人以上いるご家庭の場合は1階が多いかもしれません。
玄関が遠い問題、高齢者になったときが不安問題
確かに玄関は遠いです。遠いというか階段の上り下りが必ず発生します。といっても玄関に行くのは宅配がほとんどなので、最近は置き配もが使えるのもあり前よりは改善されたように思います。2階だとセールスが来ても無視しやすいというメリットはあります。
問題は高齢者になったとき。まだ頑張れるうちは良いですが、寝たきり状態になったらリフォームや住み替えを検討するときがくる覚悟は必要でしょう。
1階の部屋は暗い問題
1階リビングだったら明るかった2階の子供部屋や寝室は、2階リビングにすると当然暗くなります。日中、家族が生活する部屋がどこが長いか、暗い部屋の方が寝るのには適していることもあるので、設計フェーズで家族会議が必要そうですね。
工事費がやや上がる
2階にすることで配管などの工事が増えるということで、ゼロキューブのときは20万円ほど増額になると言われました。規格住宅だったのもあるので、工務店ごとによっても変わってくるところなのかもしれません。
庭を感じられない
2階リビングだとそもそも庭が見えません。階段の上り下りもあるので気軽に使える感じでもありません。きれいな庭と共に生活したいなら2階リビングは向いていないかもしれません。そのかわり我が家は7.5畳の広いウッドバルコニーを付けて庭の代わりにすることにしました。
まとめ
以上、土地が狭いなら2階リビングがおすすめ?について我が家が5年生活してきて分かったこと、感じたことのご紹介でした。
我が家のようなローコストハウス(家・土地ともに狭い)なら、2階リビングは適していると言えると思います。あと、2階リビングなら体力を落とさないように健康維持もしていきたいところです^^;
以上、参考になれば幸いです。それではまた。
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